トロ・ステーション 第748回 マイクロブラックホールは危険?
マイクロブラックホールの話。
トロとクロにもわかるようにKEKの藤本先生がマイクロブラックホールの説明をしてくれることに。
ブラックホールを作るには対象となる物質をどんどんつぶしていく必要があるそうです。
たとえば地球なら手のひらに乗るくらいのサイズにする必要があるとか。
で、小さくなったということはそれだけ重力が大きくなる。
重力が大きくなったらそれを脱出するために必要な速度が光の速度を超えてしまう。
つまりそれがブラックホールということになるそうです。
ちなみに太陽より30倍以上重い星がブラックホールとなりうるらしいです。
で、話はマイクロブラックホールに。
これはスイスのLHCでの実験計画だそうです。
でも、アインシュタインの相対性理論によればブラックホールはできないはず。
そこで出てくる理論がワープする宇宙理論。
これは、5次元世界では重力という概念が4次元世界と異なっているのではないかというもの。
それだとブラックホールができる大きさが1032乗倍に大きくなり、LHCでも5次元世界の
ブラックホールが可能になるのではないかといわれているということらしいです。
これでマイクロブラックホールができれば従来の重力の考えが覆るそうです。
で、できたマイクロブラックホールはすぐに消滅するので問題ないらしいです。
ただし、この経過は加速器の故障で現在凍結していて、来年春に再開予定とのことです。
興味がある方はKEKのサイトもご覧ください。
見学なども行っているみたいですよ。
KEK | 高エネルギー加速器研究機構
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