トロ・ステーション 第641回 昔の時間
江戸時代の時間についての話。
昼の12時は正午といいますが、これは十二支からとったもの。
昔は1日を12に区切っていたので十二支の表現が用いられていました。
この区切った1単位を一刻といっていたそうです。
午前、午後も午の刻より前か後かっていう意味。
時計もなかったので鐘の回数で時間を知らせていたそうです。
「おやつ」というのも2時から4時の間になる鐘が8回(やっつ)からきているんですね。
江戸時代は定時法と不定時法という時刻法が使われていたみたいです。
定時法とは時間を刻む間隔が一定という方法で、不定時法とは日の出日の入りを
基準にしている方法。
この不定時法がさきほど説明した一刻という考え方にもつながるそうです。
江戸時代は自然とともに時間を設定していたんですね。
いまでいうサマータイムみたいなものでしょうか。
あまり時間を気にせずに日々をすごすのってかなりうらやましいかも。
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